主演・杉本琢弥さんのコメントとともに自ら選んだ「熊本の彼氏」の本編シーンの一部を公開

杉本琢弥さんがセレクトした本作の見どころシーンは?

杉本琢弥さんが選んだ理由
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みかん畑で歌うシーンですね。あのシーンは唯一、1日晴れた日に奇跡が重なって撮影できました。その日中ずっとみかん畑で撮影しましたが、熊本出身の僕が今回のロケーションで唯一訪れた事ないスポットでした。小学校時代に見学旅行で近しい場所に行ったので懐かしくも感じれる場所でした。夕方の限られた場面で撮影した作中歌は撮影時にピアノで作曲作詞したものです。僕が演じた湊として曲作りして、芝居するからこそかけた曲だなと思います。湊自身が作中でだんだん人前で歌ってゆけるようになりますが、このシーンが最初のきっかけだったと思い出しました。恥を捨てて自信を持って歌う。今では当たり前な事が芝居が終わって懐かしく感じました。この映画でしか聴けない、観れない歌だからこそ俳優としてもアーティストとしても注目のシーンです。

<解説>
杉本琢弥が演じる一二三湊が諦めた夢「シンガーソングライター」に再び歩き始めるきっかけのシーン。杉本が語ったように本作でしか聴けない、見れない楽曲のフルは是非、劇場でご確認ください。

杉本琢弥さんがセレクトした自身の出身地である熊本の魅力が表現されているシーンは?

杉本琢弥さんが選んだ理由
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熊本城の空中回路かなと。他にも熊本名物は数多く登場しますが、あの朝焼けの熊本城を眺める空中回路のシーンがNo. 1です。そもそも日本であそこまで城下に現代の市街地を残しつつ存在する名城はありません。それは熊本のそもそもの魅力としてもあります。が、空中回路はまた別物です。

熊本城の空中回路は熊本地震から数年後に新たに作られたものです。震災から復興への力強さを感じますし、あの回路があるから見れる天守閣の姿もあります。たとえなにがあっても不屈の精神で立ち上がる。そんな姿を熊本のシンボルとして復興を続けながら、見せてくれていることが県民としてもやはり自慢だし皆さんにも是非足を運んでほしい場所です。忖度なしで日本一の城です。

<解説>
一二三湊が佐伯美咲(坂ノ上茜)、ヒロタカ(小山銀次郎)とともに熊本のご当地ソングプロジェクトの題材として最初の場所が熊本県のシンボルである熊本城。杉本が語ったように朝焼けに映る熊本城の姿は必見です。

杉本琢弥さんがセレクトしたお気に入りのシーンは?

杉本琢弥さんが選んだ理由
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どこのシーンというよりは「僕が出ていないシーン」は意外とお気に入りです。もちろん今回は主演として出演時間も1番長いですが、短い日数で丸々1日撮影が多かった中、素敵な出演者の皆さんが僕の居ない場所でのシーンを頑張ってくれたからこそこの映画は完成してます。

僕の居ないシーンは撮影時も僕は見れてないし初めてそれを観たのは完成したタイミングでした。それぞれの登場人物のシーンが個性的に描かれてますし、特に自分がでてないシーンほど一観客として楽しませていただきました。そして何よりフロント以外含め、なにより今回の出演者のみんなが居ての僕。という湊をとり巻く環境に似たものを自分自身にも感じました。僕がでないシーンこそ特にこの映画を支えるシーン。ということでお気に入りにさせていただきました。

<解説>
杉本が語った自身が出ていないシーンがお気に入りとして、一二三湊の上司である細川部長(レーザーラモンRG)の家庭シーンを公開。細川の知らないところで、妻(不知火鈴香)や娘(井出 叶)がいつの間にか湊のファンになっていることがわかるコミカルなテイストも注目ください。